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炎桜/えんおう

脳性麻痺のボッボぼくのタッタ体験的小説ブログです。
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ボクの学校生活1
 前を読む

自分をいじめる同級生を、そのいじめから助けてくれない教師を、自分を苦しめる学
校生活を、全て燃やしたかった。

−−−−−−−−−−−−−−−−学校生活−−−−−−−−−−−−−−− 
<1>
 保育園を卒園した後、中野公平は小学校に入学した。小学校から高校の十二年
間は、養護学校ではなく普通の学校に通った。それは親の教育の方針もあるかも
知れないが、彼の障害は養護学校に通わなければならないほどには重くはなかっ
たからだ。

 だが、その十二年間は彼にとってみれば、苦痛の一言であった。小学校、中学
校の九年間は徹底的にいじめられ、高校三年間は徹底的に無視されていたからだ。
 いじめや無視に公平は耐えた。耐え続けた。最初の頃はいじめられたら、すぐ
に担任の教師に言い付けたが、それは全く効果はなかった。
否、逆効果であることが分かった。教師に叱られたいじめっ子は、
その場では大人しく叱られているが、教師から解放されたいじめっ子は彼を益々いじめた。それは教師に叱られた腹いせであり、
教師に自分のいじめを密告した復讐であった。
そのいじめに彼は耐えた。
耐え続けていた。助けてくれたり、慰めてくれる友人や教師がいなくとも、彼は耐えた。学校の全ての生徒の、どんないじめにも! 馬鹿にされようが、
殴られようが、蹴られようが、かつあげをされようが、便器に顔を突っ込まれよ
うが、足に小使を引っ掛けられようが、何もしないで耐え続けた!
 
<2>
 小学校、中学校は彼が歩いていける距離にあった。しかし、彼が最後の学校生
活を送った高校は、電車で二時間はかかる場所にあった。
それで彼は寮に入っていた。
何故、彼がそのような場所を選び、寮に入ったかいうと、自分をいじめる
奴等と家庭内の煩わしさから、何とかして逃れたかったからだ。
それで父が勧める高校を不合格になり(それは彼の学力が足らなかったせいもあるが)自分が元々望んでいた高校に入学した。

<3>
 確かに、高校生活三年間は彼は誰にもいじめられなかった。それはいじめが発
覚すると、停学、退学になる恐れがあったからであろう。
しかし、いじめられなかった代りに彼は徹底的に無視された。
誰も彼に対しては必要最低限以上の口は間かなかった。
もっとも、彼自身も言語障害のせいで喋らないせいもあるが。
 彼は孤独であった。その孤独はある意味、今まで受けた、いじめの中で最も辛か
った。高校の寮でも彼は無視された。
にもかかわらず、財布が盗まれたりしたことがあった。
さすがに彼でも小学校、中学校の時はそんなことは一度も経験がな
かった。それは陰険ないじめだった。
それは肉体的な苦痛とは全く別次元のもので、彼には精神的にとても辛かった。
自殺しようかと真剣に考えた時もあった。
 しかし、公平は十二年間、ずっと耐えた。耐え続けた。自分の障害のせいで起
こるいじめに!

<4> 
 公平は全く勉強は出来なかった。
彼は何故勉強するのかも理解していなかった。
何故勉強するのか? 自分がいじめられている中でさらに勉強しなくちゃならない、
その理由が理解出来なかった。
彼はそんな疑問から、いい加減に勉強をするようになった。
宿題もやってこない方が多かった。
しかし、彼が勉強が出来なくても、宿題をやってこなくても、教師は何も言わなかった。

否、障害を持っている生徒に対し、気を使って何も言えなかったのだろう。
せいぜい軽く注意するだけだった。
決して、叱らなかった。もし、自分のために真剣に叱ってくれる教師が一人でもいれば、

彼も真面目にその教師のために一生懸命に勉強もしただろう。
しかし、障害者の生徒を真剣に教育する教師はいなかったのだ。
ただの一人も!


次に続く

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鈴木豪 | ノベル | comments(0) | -
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