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炎桜/えんおう

脳性麻痺のボッボぼくのタッタ体験的小説ブログです。
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蔑視?気持ち悪い
「気持ち悪いから、あんまり私のこと見ないで」
「エッ!」
  「エッ?じゃなくて、あんたに見られると私が気持ち悪くなるの!」
 「アッアッああ、そうなんだ」
  「だから、あんまりこれ以上、私を見ないで!分かった?」
−−−−−−−−−−−−「恋愛1」>−−−−−−−−−−−−−−
 
 竹田千里、それが中野公平が初めて恋した女性の名前である。
千里は俗に言う優等生であり、容姿も可愛かった。
しかも、公平とは中学三年間、ずっとクラスが一緒であったし、隣の席になったこともあった。そのせいで千里と喋る機会も自然と多くなり、
段々と千里がすきになってしまった。

 しかし、千里は公平を好きではなかった。むしろ嫌いであったろう。当然である。
一人は可愛く、優等生であり、健常者である。
 もう一人はブサイクで、劣等生で、障害者である。
もっとも、そんなことは彼自身が一番わかっていた。だから、密やかに見ていただけだった。ただそれだけだったのに------。

 中学三年のある冬の日、千里は彼を誰もいない教室に呼び出した。
正直この時、公平は千里に告白でもされるのかと淡い期待をしていた。
だが千里は残酷にもこう言い放った。
  「気持ち悪いから、あんまり私のこと見ないで」
「エッ!」
  「エッ?じゃなくて、あんたに見られると私が気持ち悪くなるの!」
 「アッアッああ、そうなんだ」
  「だから、あんまりこれ以上、私を見ないで!分かった?」
  あんまりの言葉に二の句が繋げないで黙っていると、千里が怒ったような声で、
「分かった?」
  「ワッワッ分かった」

 公平は帰宅して自分の部屋で泣き、自分の惨めさを、自分を気持ち悪いと言った千里を、自分が障害者であることを心から憎んだ。
 しかし、どうすることも出来なかったので仕方なしに泣いた。
泣くしかなかった。そんな彼の涙を代弁するかのように部屋の窓から見える雪も降りしきっていた。
 泣き終わったあとに彼は心に誓った。自分はもう恋愛はしないことを------。

  次に続く

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鈴木豪 | ノベル | comments(0) | -
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