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炎桜/えんおう

脳性麻痺のボッボぼくのタッタ体験的小説ブログです。
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太陽2
前を読む
発端は....
確かに心配だった。
いくら、信頼している友人といえども、
運転免許を取ってまだ一ヶ月足らずの人間が高速を走っているという事が。
しかし、乗ってからそう改めて思っても後の始末であった。
そもそも、潤一の運転で何故に高速を走っているのか?
発端は自分であった。
香奈と映画を観に行ってから三週間くらいであった。
夏休みももう来週で終わりという土曜日に春人は潤一の家を訪れた。
潤一は父親に買ってもらった新車を磨いていた。
春人は玄関先で楽しそうに洗っている彼を見て開口一番にこう言った。
「どう?クックッ車の運転は」
「あ、春人、久し振り。運転?ああ、慣れれば、どうって事ねえよ」
「免許取るの、ムッムッ難しかった?」
「いや、思った程では無かったな。
そういえば、香奈から聞いたけどお前も教習所行くんだって?」
「ああ、ナッナッ夏休みが終わってから向こうで」
「まあ、そんなに、難しくないから、気楽に受けてればいいよ」
「いや、キッキッ気楽にやったら、ジッジッ事故起こすと思うけど」
ここで潤一は急に思い出したようにこう言った。
「そういえば、この前、香奈と映画観に行ったんだって?」
「ああ、観に行ったよ、ナッナッ何、マズかった?」

続く続きは目次で読んでください



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太陽3
前を読む
友達いない
「いや、逆だよ」
「逆?」
「うん、感謝しているよ」
「はあ?」
「いやさ、あいつ、意外と友達いないんだよね」
確かに、香奈は友達と呼べる存在はいなかった。
昔から学校から家に帰ると兄と一緒に家事していたせいもあるであろうが、
兄はそんな中でも春人以外にも友人はいた。
それは彼が社交的な性格であったからだ。
しかし、香奈はそのような環境に加え人見知りが激しい事もあり、
友達はあまりいなかった。
春人はそんな香奈の性格を昔から何となく知っていたから、納得したように
「あー分かるような気がするな」
「本来はさ、俺の役割なんだよな、そういう事。
そもそも、家事とかやらせている俺にも責任とかあるから」


続く
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太陽4
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外食
その時、香奈が二階から降りて来る音が聞こえた。
「お兄ちゃーん、今日の晩御飯は何にする?
あっ、春人君、この前はどうもありがとうございました」
「あ、イッイッいえいえ、コッコッこちらこそ」
「晩御飯か、今日は何にしようかな?」
春人は考えている潤一を促すように、また冗談のつもりでこう言った。
「アッ、じゃあさ、ガッガッ外食とかしたら?
ほら、お前、ウッウッ運転出来んだからさ」
香奈はすぐ、嬉しそうに
「外食?行く行く!」
春人はすぐそれに追従するように
「ほら、香奈ちゃんも喜んでるし。ああ、そうだ、
ほら、名前は何て言ったか忘れたけど、海が見えるレストランあるだろ?」
「どこよ?」
続く
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太陽5
前を読む
高速料金
ここから高速を使って一時間も掛からないんじゃないかな?」
「高速で一時間?じゃあ、一般道路で二時間くらいか。名前は?」
「えっと、確か、トリトンって名前だったな」
「ちょっと、待って」
そう言って潤一は車にエンジンを掛け、ナビで検索をしてみた。数分後
「ああ、あったね、確かに到着予定時刻は今から50分だってさ」
「そこ行ったら?たまには兄妹で仲良くさ」
香奈はそれを聞くとすぐに潤一に
「行こう、行こう!お兄ちゃん」
「うーん、まあ、たまには、いいか。そこ行くか」
「うん、行く!」
潤一はその光景を楽しそうに眺めている春人を見て、
命令するようにこう言った。
「お前も来いよ。おごってやるから」
「ハッ?僕も?」
「お前がいると、安くなるんだよな。高速の料金」
一瞬、何を言われているのか分からなかったが、すぐに察して
「ああ、そういう事ね」
続く
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太陽6
前を読む
特権
香奈は春人と潤一の言っている意味が分からず、
きょとんとしていた。潤一が香奈に説明するように言った。
「こいつな、色々な特権があるんだよ」
「特権?」
「博物館とかは無料だし、バスの料金も半額だし」
潤一にそう言われ、香奈は思い出したように
「そういえば、この前、映画館に行った時も
1800円の入場券を1000円で買っていたね」
「へえ〜それはすげえな」
春人はこの兄妹に自分のこの権利を非難されているようで、ムッとした。
そんな春人に潤一は弁解するように
「いやいや、何も文句言ってないんだから、そんな怒るなよ」
「いや、オッオッ怒ってないけど」
「悪かったよ、気に障ったなら謝るよ」
香奈もいつものごとく春人に追従するように謝った。
「ごめんね、春人君」
「お詫びに飯、おごるからさ、海の見えるレストランで」

続く
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太陽7
前を読む
おしっこ。
こういう風に言われると、
この兄妹とそこに行くしか無いような感じがして来た。
しかし、自分も誘ってくれた事に正直、嬉しかった。
それで彼はこう言った。
「じゃあ、僕、イッイッ一回、家に、カッカッ帰って準備とかするから」
それから、一時間後の午後4時に水城家から潤一が
先程洗車したチューブが出発した。

初めて、高速を運転している潤一は緊張のあまりピリピリしていた、
こんな事になるなら高速に乗らない方が良かったと運転しながら思っていた。
しかし、そう思っても、乗ってからは遅い。
目的のインターに着くまで、自分の妹がはしゃいでいるのを煩いと感じていた、
普段ははしゃいでいるのを見て可愛いと思うのだが、
今は違った。可愛くはなく、煩いだけだった。
帰りもこうなのか?
そう思うと、潤一は少し、肩の荷が増えたような、そんな感じがして、
どこかで休みたくなった。そんな潤一を察したように春人はこう言った。
「アッアッあのさ、潤一」
「何だよ?」
「次のパーキングエリアで、トットッ停まってもらってもいいかな?」
「何でだよ」
春人は少し恥ずかしそうに
「オッオッおしっこ」

続く
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首相というのは
今日は日曜なので小説の方はお休みし代わりにボクのエッセイをお届けします。
今週の月曜の夜、福田首相が辞任の記者会見を開いた。
今、日本では次の総裁選に向けて、忙しく動いているが、
正直、自分は、福田首相のいかにも「他人事」のような態度が嫌いであり
さっさと辞めてほしかったし、記者会見を見て内心、拍手をしていた。
だが、いささか、疑問がある。
前回の安倍首相の時もそうであるが、
彼等二人というか、自民党は
首相という職務を甘く見ているような気がする。
彼等は首相という意味を自民党総裁の延長上としか
捉えていないような気がする。
首相というのはそもそも、一国のリーダーであり、
最高責任者であり、
そして、国民を第一に考え、国民を第一に守るものである。
だが、今は、
そのリーダーであり、最高責任者たる意味が
今は全く、薄れている。いや、それどころか、
只のお飾りである。
だから、次期首相が誰になるのか知らないが
今度の首相は、決して、自民党総裁としてではなく
一国のリーダーであり、自民党で無く、
国民を第一に考えて欲しいものである。



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太陽8
前を読む
おっそーい
ナビを見れば次のパーキングエリアは
後、3分くらいで着く。疲れていた潤一は表面上は仕方なそうに、
内心ホッとしながらこう言った。
「しょうがねえな」
 パーキングエリアのトイレで一緒に小便をしながら、
潤一は春人にこうぼやいた。
「香奈、うるせえな」
「いいんじゃねえの?カッカッ香奈ちゃんらしくて」
「運転に集中出来ねえよ」
「ああ、そういう意味ね。
でも、カッカッ香奈ちゃんのああいう、セッセッ性格、僕、好きだな」
「そうかあ?」
トイレを出て車に戻ると、先に香奈は車の外で待っていた。
香奈は二人を見るとすぐに
「おっそーい」
「そんな遅くねえだろ?五分くらいだろ」
「だって、早く、レストラン行きたいんだもん」
続く
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太陽9
前を読む
恥ずかしくなって
春人はそんな香奈を見て思わず、笑った。
笑った春人を怒るように
「あー、春人君、私の事、馬鹿にしてるー」
「いやいや、カッカッ可愛いなって思って」
春人にそんな事を初めて言われた香奈は恥ずかしくなって
「エ、そんな事.....」
先に車に乗っていた潤一が二人を急かすようにエンジンを掛けた。
春人と香奈は慌てて車に乗り込んだ。
パーキングエリアから目的のレストランに着くまで何故か、
香奈は何かを考えているようで先程より口数は少なかった。
潤一と春人はそんな香奈の変化には気付いていたが、
下手にちょっかいを出して、さっきと同じような事を繰り返すよりは、
レストランに到着するまでこのままでいさせる事にした。
 
続く
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太陽10
前を読む
到着
『トリトン』に着いたのはナビの予定到着時刻より
二十分くらいオーバーした五時半過ぎであった。
しかし、夕食には少し早かったし、海も見たかった。
それで彼等三人はは近くの海岸に行く事とした。
春人はそこのテトラに座ってボンヤリと海を見ていた。
そんな春人の隣に香奈が座って、いきなりこう言った。
「ねえ?私、本当に可愛い?」
「エ?ナッナッ何?イッイッいきなり」
「春人君、さっき、言ったでしょ?可愛いなって」
「あ、うん」
「そんな事、言われたの初めてだから。本当に私、可愛いのかなって思って」
そうか、香奈はそれでさっきから考え込んでいたのか。
変な事言っちゃったな。
そう春人は思ったが、
確かにあの時は素直に、可愛いと思ったから言ったまでであった。
それで春人は正直に
「カッカッ可愛いよ」
「本当に?」

続く
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