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炎桜/えんおう

脳性麻痺のボッボぼくのタッタ体験的小説ブログです。
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冬-上-6
前を読む
沈黙を回避
ウエイターが注文を受けてそこから去って、
春人は香奈が何か喋ると思っていたのだが、彼女は何故か黙っていた。
香奈に黙っていられるから、春人はどうしていいか分らずにメニューを見ていた。
やがて、ウエイターがコーヒーとサンドイッチを持って来た。
春人はとにかく、沈黙を回避する為にサンドイッチを指差して、こう言った。
「カッカッ香奈ちゃんも食べる?」
「ううん」
「お腹、空いてないんだ?」
「うん」
「そっか.....アッあのさ」
「うん?」
続く
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冬-上-7
前を読む
意外な相談
正直、こういう場合、どう言えばいいのか分らなかったし、
戸惑ったが、肝心の香奈の相談事を聞かないと、
意味がないので春人は思いきり訊ねてみる事とした。
「ソッソッ相談って何?」
「うん.....実はね、お父さんとお兄ちゃんの事なんだけど」
「.....」
「仲直りさせて欲しいんだ」
「ナッナッ仲直り?啓介さんと潤一を?」
「うん」
 そう来るとは考えていなかった。
それであまりの意外さに二の句が接げず呆気に取られ黙っていると、
香奈は密かに分り切っていたように
「そうだよね、駄目だよね」
「イッイッいや、誰も、ダメとか、イッイッ言ってないけど」
「でも、駄目なんでしょ?」

続く
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冬-上-8
前を読む
心の誓い
春人はそれには答えずに、逆にこう訊いた。
「大体、何で、今更、仲直りさせるの?」
「うん.....やっぱり、このままじゃいけないと思うから。
死んだお母さんが心配すると思うから」
「.....」
「駄目だよね、ごめんね、こんな事言っちゃって」
そう言った香奈は明らかに落胆していた。
春人はそんな彼女があまりにも可哀想になったし、
第一、自分は昨年の春に、心に強く誓ったではないか?
水城兄妹に色々な危機や苦難が襲いかかったら、
自分に出来るだけの事はする。
例え、それが自分の死に繋がろうとも!
その心の誓いを思い出した春人は香奈に優しくこう言った。
「分かったよ、デッデッ出来るだけやってみるよ」
続く
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冬-上-9
前を読む
空港にて
その事を空港の入り口で思い出しながら
潤一の父親である島木啓介を待っていた。
しかし、春人はこう考えていた。
出来るだけやってみるとは言ったもの、
そのような事は大体、第三者が関与するものではないと、
そう思っている春人は心が重たかった。
矢張り、ソッとしておいて、
時が解決するのは待つべきではないかとも思っていた。
だが、それとは別に啓介の行動には本当の原因があるような気がして、
それを知りたいような自分もいた。そんな風に考えててボーッと突っ立ていると
「春人君」
 思わず、振り返ると啓介が立っていた。笑顔の彼にいつもより吃りながら
「アッ、ケッケッ啓介さん、オッオッお久し振りです」
「うん、久し振りだね、どうだい?書いているか」
「エッ、ええ、勿論です。それでですね、今日はですね」

続く
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冬-上-10
前を読む
戸惑い
潤一の話の通りだとすれば、確かに啓介はひどい男ではある。
しかし、今、こうして目の前にいる啓介は潤一の話とは正反対の男である。
それで春人はそんな啓介に戸惑う事しか出来ずに、
春人の頭の中は正に混乱していた。
そんな春人を少し可笑しそうに啓介はこう言った。
「まあ、話はゆっくり後で聞くから。」
「ハッハッはい」
「昼飯はまだだろ?」
「エッ、ああ、ハッはい」
「じゃあ、昼飯にしよう」

続く
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裁判官の罷免選挙
今日は日曜なので小説の方はお休みし代わりにボクのエッセイをお届けします。
過去の09徒然の目次

先週の日曜、僕は選挙に行って来た。正直、結果は大方、分かっていたので、
自分が誰に入れても、変わらないと思ったし、実際、そうだった。
で、疑問に思った事一つ。
議員の選挙と同時に裁判官の罷免選挙みたいなのがあったのだが、
これって、意味あんの?
そもそも、その裁判官達について、国民が知っているのは皆無といっていい程無い筈だ。
尤も、ネット等で詳しく調べれば、詳しく分るし、詳しく判断出来る。
だけど、実際、そこまでする人間はほとんどいないし、僕もしない。
というか、裁判官がどうかだなんて、一般的にはあまり興味が無いだろう。
まあ、裁判員制度が導入されたから、今は多少、興味を持っている人もいる。
それでも、興味がある人は極、僅かなような気がする。
大体、議員の選挙と一緒にする事が間違っているような気もする。
だって、メインは議員の選挙だから、
裁判官の選挙なんて、国民にとってみれば
二の次、三の次なような感じだと思う。
少なくとも、僕は、そうだ。
興味も無かったし、議員の選挙のように
裁判官個人のデーターが全く無く、
ていうか、顔すら知らない。
そんな感じで、その選挙用紙を渡されて
「はい、これ、やって下さい」って言われたから
投票用紙に○を付ける項目のとこに
「まあまあ」とか「△」とか花マルとか適当に付けて来た。
勿論、そんな事をすれば、その用紙は無効である事を
理解した上での行為だが。
本当の意味で裁判官選挙をするには、
初めから詳しく、多くのデーターを国民に知らせてからするべきだ。
ていうか、この事で罷免とかになった裁判官って、いるの?
本当に、僕は、裁判官の罷免選挙は
実際問題として無意味だと思う。



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冬-上-11
前を読む
レストラン
 しかし、本当に啓介が潤一が言ったような人間だとすれば、
確かに、息子に嫌われて仕方ない親父ではあるが、
矢張り、自分には信じられない。聞かなければいけない。
啓介と一緒に空港の中にあるレストランで、ハンバーグを食いながら、
聞くきっかけを春人はうかがっていた。
だが、何故か、聞くきっかけを作れなかった。
否、作ろうとしていなかった。
何故だかそれを聞く事はあまりにも恐ろしく感じて。
啓一はそんな春人を訝しく思いながら
「どうした?何か考えてる事でもあるのか?」
「アッ、イッいえ、何でもありません」
「そうか.....潤一と香奈は元気か?」
 
続く
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冬-上-12
前を読む
出来そうも無い
出し抜けにそう言われた春人は言葉に詰まってしまった。
自分は香奈に頼まれ潤一と父親である島木啓介を仲直りさせるよう頼まれていた。
しかし、とてもじゃないが、
自分にはそんな事は出来そうも無いような気もしていた。
だから、いきなり息子達の現状を聞かれて、
春人は逆に言葉に詰まってしまった。
いつまでも黙っている春人を啓介は心配そうに
「どうした?二人に何かあったのか?」
「イッイッいえ、何にもありません、元気です」
「そうか、なら、いい」
続く
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冬-上-13
前を読む
眼差し
最初は黙っていようかと春人は思っていたが、
息子達を心配する今の眼差しは真剣だった。
啓介のその真剣さに導かれるように思いっきり言ってみた。
「アッアッあのですね!」
「どうした?」
「ボッボッ僕、潤一から聞いたんです」
「何を?」
「潤一が何故啓介さんを」
そこまで言って言葉に詰まってしまった。
こういう場合、どう言ったらいいのか、
分らなくなってしまったからだ。それで、暫く考えてこう言った。
「キッキッ嫌っているのか」

続く
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冬-上-14
前を読む
聞きたい事
「.....そうか、聞いたのか」
「ハッはい」
「春人君はどう思う?」
「ハッ?」
「君は、その事をどう思う?」
 どう思う?そう言われても、答えようが無かった。だが、聞きたい事は一つだけあった。
「その事で、チョッちょっと、キッキッ聞きたい事あるんですけど」
「何を?」
「何で」
続く
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